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がんと向き合うためのFIRST GUIDE
MetLife 生命保険のメットライフ生命

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生き方を考える がん体験者による座談会【ご家族に対するおはなし】

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「術後の生活の変化、
家族への思い」
〔男性・女性編〕

がんになって変わる生活と家族への思い、
闘病で夫婦の絆は深まる?

がん治療をすることで、毎日の暮らしが変わってきます。
治療を受けられた経験者とご家族は、どのようにがんと向き合い、
生活の変化に適応していったのでしょうか?
男性・女性での、家族への思いや接し方の違いは見逃せません。

[生活の変化・男性編]
"妻への思い" 当事者でありながら夫でもある

長谷川
最初は少し投げやりな感じになっていたと思うのですが、告知後は淡々と治療を受けていました。妻も仕事をしているので、オンとオフというか、つらいけれど仕事を普通にやることで忘れていたのだと思います。
うちは全然、暗い雰囲気とか出さないで接してくれて助かりました。かといって無理に励ますのでもなく、そばにいてくれたという感じ。たぶん本人は「何をしていいのか、どう接していいのかわからない」という感じだったのかなと思います。
山田
僕は手術後、半年休職して自宅で静養しました。病気になる前は、忙しくて話す時間もなかったのですが、その半年間は、がっつり話をしたし、子どもの宿題をみたり、妻の相談に乗りました。あとは、30キロくらいやせたら、ルックスがよくなったらしくて、妻がちやほやするようになりました(笑)。
西口
長谷川さんのところは奥さまが仕事を続けるかどうか、という話は出ましたか?
長谷川
出ましたよ。彼女は正社員で、子どもができ時短で復帰したところでした。万一、私がいなくなったときに「生活はどうするの?」という考えがあり、正社員での再就職はなかなか難しいというのもあって、続けることになりました。あとは周囲からのプレッシャーも感じていたみたいで、「あなたは周囲から心配してもらっているけれど、私は誰を頼ればいいの?」と妻からいわれて、私はハッとしました。自分は患者ではあるけれど、同時に夫として妻を守っていかなければと思いました。
山田
うちは親父が40代でがんになって、母もその経験があるので、嫁に対して理解がありました。あとで母が妻のメンタルのサポートをしてくれたと聞いて、「それがなかったらどうなっていたか?」と。本当に助かりましたね。
うちの場合も病気をしてから、すごく話す時間が増えて、将来のこともたくさん相談して、その結果が第二子誕生につながりました。妻への要望は、特にないのですが、子どもにかかりきりなので「僕に、もうちょっとかまって」と思ったことはありましたね(笑)。

[生活の変化・女性編]
"夫への思い" 病気を経験して夫婦の絆は深まるのか!?

河村
告知されたあと、うちは夫婦間で病気について割と話し合いました。主人は、すごく文献とかを探し、情報収集をしてくれました。私は進行が遅いタイプの膵臓がんで、通常はとれば完治するといいますが破裂していて。その事例があまりないらしく、今後どうなるかがみえないという感じだったのです。
森田
私の場合は夫にもっと調べてほしかった。私の感情論につきあってくれなくて、もの足りなかったのです。つらさはそれぞれで、性格と性差の違いで向き合い方が違うだけかもしれませんが。自分と同じテンションで「わかるー」っていってくれないので、そのときは「一人ぼっち」と感じていました。
西口
難しいですね。冷静なのはありがたい反面、こっちが感情的になったときには「そうだよね」といってほしいのが本音なのですね。
佐々木
うちは元々、感覚がズレている夫婦なのです。私が病気になって、治療方針も含めて、「ここまでとは・・・」と思うぐらい、ズレを感じる場面が多かったですね。結婚して20年。お互い仕事もしていて、子どもも大きいので三者三様の生活になっていたのが、急に家族で向き合うことになって。大変なときに、「いきなり理想的な夫婦になろうと思っても無理だな」と痛感しました。
森田
よく「闘病で絆が深まった」というけど、すごくきれいごとだなと思います。そんな夫婦も10組に1組くらいは、いるかもしれないけど(笑)。
佐々木
あれはフィクションでは?その逆じゃないかな?(笑)。こういうときに夫婦の形が露呈すると思いました。よくも悪くも、これが現実なのかなと。
西口
でも、男性側はそう思っている人が多いですよ(笑)。
佐々木
女性が病気になったほうが、夫婦関係に亀裂が入りやすいのかもしれないですね。
森田
そう考えると結婚式の「病めるときも〜」は実に深いですね。でも、20年のベテラン夫婦も、うちみたいに5年も経っていない家族も、変わらないのかもというのが正直な感想です。
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*本内容は座談会参加者、ご本人に体験談を語っていただいた際の内容をご本人の了承を得て掲載しております。

座談会パーソナリティプロフィール

西口 洋平さん

西口 洋平さん
(にしぐち・ようへい 37歳  子ども1人 [8歳]  妻39歳)

35歳のときに「ステージIVのがん」の告知を受けた経験から、子どもを持つがん患者が、同じ境遇の方を探すことができ、支え合えるサービス「キャンサーペアレンツ」を立ち上げる。
https://cancer-parents.com
現在も、週に一度通院による抗がん剤治療を続けながら、会社で働きつつ、キャンサーペアレンツの活動に取り組んでいる。

座談会出席者プロフィール

  • 山田 祐資さん

    山田 祐資さん
    (やまだ・ゆうすけ 37歳)
    子ども2人 [7歳・5歳]  妻37歳

    2016年に小腸がん発病、ステージIVと診断される。

  • 関 直行さん

    関 直行さん
    (せき・なおゆき 40歳)
    子ども2人 [8歳・0歳]  妻39歳

    2013年に膵臓がん発病、同年11月の手術後にステージIVaと診断される。
    2017年4月、第2子が生まれたばかり。

  • 長谷川 祐一さん

    長谷川 祐一さん 仮名
    (はせがわ・ゆういち 37歳)
    子ども1人 [7歳]  妻36歳

    2011年に悪性リンパ腫発病、現在は寛解。

  • 佐々木 奈緒さん

    佐々木 奈緒さん 仮名
    (ささき・なお 49歳)
    子ども1人 [15歳]  夫49歳

    2016年に乳がん発病、ステージIIと診断される。がんになる前までは看護師、現在は専業主婦。

  • 河村 美奈さん

    河村 美奈さん 仮名
    (かわむら・みな 37歳)
    子ども3人 [6歳・4歳・2歳]  夫40歳

    2016年に膵体尾部粘液性嚢胞腺がん発病。現在、経過観察中。元看護師。

  • 森田 あかねさん

    森田 あかねさん 仮名
    (もりた・あかね 35歳)
    子ども1人 [2歳]  夫34歳

    2014年に子宮頸がん発病、ステージIと診断される。