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がんと向き合うためのFIRST GUIDE
MetLife 生命保険のメットライフ生命

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生き方を考える がん体験者による座談会【ご家族に対するおはなし】

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「治療 夫婦それぞれの支えかた、
パートナーへ伝えたいこと」
〔男性・女性編〕

支えてもらったり、ときには意見が食い違うことも、
それぞれがつくっていく夫婦の形

がん治療の過程では、体調だけでなく気持ちの変化もあります。
治療を経験された皆さまは、そんな時期をどのように受け止めて、
ご夫婦やご家族で、どう乗り越えられたのでしょうか?
男性・女性、それぞれのパートナーへの思いをうかがいました。

[夫婦それぞれの支え方・男性編]
"治療方針" 夫婦それぞれの考え、妻がいたから乗り越えられた

山田
食事に関しては、最初は妻の安心のために従っている感じでした。僕が「副作用がつらくて、気持ち悪いときはクッキーしか食べれないんだ」っていうと、「クッキーは卵と糖質のかたまりでしょ」と妻に返されたりして、けんかにもなりました。私も、できるだけ、おいしいものを食べたいので栄養士さんに相談に行って、妻にいろいろ説明してもらいました。それで、ようやく納得してくれましたね。
長谷川
私の場合は治療方針に関しては、特に妻からの反対はありませんでした。血液のがんなので、治療計画がある程度決まっているし、それにのっかるということで安心して医師におまかせして。夫婦間で、特に話し合うこともなかったです。
うちの家は妻が舵取りで、自分はついていくほうなので治療方針も大体、妻の判断で動いていました。でも、免疫療法とかの高額な治療に関して、妻は「やろう」と積極的だったのですが、親に治療費を借りるとか迷惑をかけたくないし、治療したから治るというわけでもないので、そこは思いとどまらせました。
西口
確かにそうですよね。
なので高額な治療は受けずに、食事に気をつけるということで治療方針も一致して。一応、元気に生きているので、派手に病気と向き合って「がんと闘おう!」ではなくて、日常を楽しみながら、普通に生きていこうという思いは共通していました。
西口
皆さん、奥さまの支えがすばらしいですね。
山田
そこがうまくいかないと、ストレスでやばいことになるので、ありがたいですね。
長谷川
本当に、ありがたいですね。

[夫婦それぞれの支え方・女性編]
"治療方針" 夫との食い違い、やるだけのことはやりたい

河村
術後に抗がん剤を8クール服用し終わって、経過観察になったときに、「再発したら腹膜播種する可能性がある」ということで、主治医に専門の先生を紹介いただいたのです。そのときに、あとで「今の薬より、こっちをやっておけばよかったのに」といわれたくなかったので、セカンドオピニオンを聞きに行こうとしたのですが…。夫は「行かなくても大丈夫だよ」とか「きりがないだろう」といい張りまして。彼はもう大丈夫と思っているのに、私が再発することを想定して動くことが気に入らなくて、それで、もめましたね。
西口
ご主人の気持ちもわかるけどね。ここまできたのだから、今さら蒸し返すなよと。
河村
当事者としては、つねに病気のことが頭にあるということを理解してほしかったですね。
佐々木
うちの夫は医療の知識もないので、治療方針に関しては何もいわず、私は標準治療をやると決めていました。でもそこで、もめなくて幸いでした。「どこのどの先生にかかるのか?」というのは、すごく重要で、病院選びは難しいし、私の選択にまかせてくれたのはよかったですね。
森田
うちは、術後の化学療法をやるかどうかで、もめましたね。主人も病気のことを考えたくないというか、再発率が2割というのもあって「俺だったら治ると思ってやらない」というので、「1%でも再発のリスクを下げられるならやるでしょ」と喧々諤々。主治医にも、セカンドオピニオンの先生にも、治療をすすめられました。本音をいうと脱毛とかが怖くて、いやだったんですよ。自分の決断に自信がなくて…。私が揺らいでいるから、夫が自分の意見をいうのだとわかり、最終的には私の意志でやると決めました。
佐々木
自信がないときに、反対意見をいわれると揺らぎますよね。
森田
そうなんですよ。「治療を受ければ? 俺も応援するよ」っていってくれたら「よし、がんばるよ!」ってなるのに。だから「再発したらどうしてくれるの?」って、よくわからない怒りをぶつけてしまいました。
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*本内容は座談会参加者、ご本人に体験談を語っていただいた際の内容をご本人の了承を得て掲載しております。

座談会パーソナリティプロフィール

西口 洋平さん

西口 洋平さん
(にしぐち・ようへい 37歳  子ども1人 [8歳]  妻39歳)

35歳のときに「ステージIVのがん」の告知を受けた経験から、子どもを持つがん患者が、同じ境遇の方を探すことができ、支え合えるサービス「キャンサーペアレンツ」を立ち上げる。
https://cancer-parents.com
現在も、週に一度通院による抗がん剤治療を続けながら、会社で働きつつ、キャンサーペアレンツの活動に取り組んでいる。

座談会出席者プロフィール

  • 山田 祐資さん

    山田 祐資さん
    (やまだ・ゆうすけ 37歳)
    子ども2人 [7歳・5歳]  妻37歳

    2016年に小腸がん発病、ステージIVと診断される。

  • 関 直行さん

    関 直行さん
    (せき・なおゆき 40歳)
    子ども2人 [8歳・0歳]  妻39歳

    2013年に膵臓がん発病、同年11月の手術後にステージIVaと診断される。
    2017年4月、第2子が生まれたばかり。

  • 長谷川 祐一さん

    長谷川 祐一さん 仮名
    (はせがわ・ゆういち 37歳)
    子ども1人 [7歳]  妻36歳

    2011年に悪性リンパ腫発病、現在は寛解。

  • 佐々木 奈緒さん

    佐々木 奈緒さん 仮名
    (ささき・なお 49歳)
    子ども1人 [15歳]  夫49歳

    2016年に乳がん発病、ステージIIと診断される。がんになる前までは看護師、現在は専業主婦。

  • 河村 美奈さん

    河村 美奈さん 仮名
    (かわむら・みな 37歳)
    子ども3人 [6歳・4歳・2歳]  夫40歳

    2016年に膵体尾部粘液性嚢胞腺がん発病。現在、経過観察中。元看護師。

  • 森田 あかねさん

    森田 あかねさん 仮名
    (もりた・あかね 35歳)
    子ども1人 [2歳]  夫34歳

    2014年に子宮頸がん発病、ステージIと診断される。