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乳がん検診はチークダンスのように 小山 智美技師/聖路加国際病院 放射線科

「声」その3

信頼関係が痛みを和らげる

痛みを和らげる技術とは?

小山: より的確に乳房を挟む技術と、痛みがどこからきているかを見極める技術です。例えば、乳房が挟まれて痛いのか、脇の下が装置に当たって痛いのか、皮膚が引っ張られて痛いのか、そうしたことを聞くようにしています。

鐘築: 私は脇を引っ張るときに痛みを感じたのですが、小山技師と会話していると良い意味で気が散って痛みに意識が集中せずにすみました。

小山: 実は声をかけるタイミングも考えているんですよ。緊張している方はリラックスするだけでも、痛みを和らげることができます。

受診者の緊張を解きほぐすためのコミュニケーション能力とは?

小山: 最初にしっかり信頼関係を築くようにしています。目を見て挨拶をする、検査の前にちゃんと名前を名乗る、こうしたことは基本ですね。

鐘築: 緊張しながら検査室に入りましたが、本当に最初から「この技師なら信頼できる」と感じました。

小山: あと、パーソナルスペースを意識しています。遠すぎず近すぎず、お互いにとって心地良い距離感で挨拶と説明をさせていただくのです。女性同士だとパーソナルスペースを少し狭くできるんです。私がフィンランドに留学していたとき、「マンモグラフィはチークダンスを踊るように撮るのよ」と教わりました。

鐘築: 女性同士だと距離も縮められますし安心できますよね。

「声」その4

自分の家族を、自信を持って撮れるように

最後に、そうした小山技師の心構えはどのように若い技師の方へ伝えていらっしゃるのですか?

小山: 私がよく言うのは、「この画像は誰のために撮影しているの?」ということです。多少なりとも痛い思いをさせますから、受診者のためにならないと意味がないですよね。「自分の家族を撮影するように、常に親身になって、自分が撮ったら一番ちゃんと撮れる」そういう自信を持てる技師になりなさい、と伝えています。もちろん、自分自身に向けた言葉でもあります。

鐘築:今回、マンモグラフィと超音波検査を体験したことで、乳がん検診をより「自分ゴト化」できました。「定期的に自分の体のことを知っておきたい」と思うようになりましたし、技師の方々の思いや検診機器についても学ぶことができましたので、今後はこの経験を活かして商品開発に取り組みたいと思っています。

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