メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2019.3.22この記事の所要時間:約5分

 年齢を重ねるごとに新しいことに挑戦するのは億劫になるものだ、と考えている人も多いのでは? しかし、今回お話をお聞きした株式会社ライフプラザパートナーズの佐藤千賀子さんは、62歳で剣道教室の門を叩き、70歳を迎えた今も女剣士として鍛錬を積んでいます。剣道と仕事に全力で取り組み「老後という考えはもたないことにしているんです」と笑顔で語ってくださいました。年齢にとらわれずにチャレンジを続ける原動力と、剣道が佐藤さんにもたらした“気づき”についてお聞きしました。

現在は剣道に打ち込んでいる佐藤さんですが、高校時代にはバレーボール部に所属していたとお聞きしました。

 私が所属していたバレーボール部は強豪校。毎日の練習はとても厳しかったのですが、あの厳しい練習を乗り越えられたからこそ、今の自分があるのだと感じることは多いです。何より、バレー部の監督との出会いは私の生き方に大きな影響を与えてくれました。

 

佐藤千賀子さん

 

 監督の教えのなかでも「自分で決めたことは、できるまでやりなさい」という言葉は、私のモットーになっています。それに、他人から「やりなさい」と言われたことは継続しにくいので、何かを始めるときは自分の意志で決めるようにしていますね。

バレーボール部の監督からの教えが、佐藤さんの生きる指標になっているのですね。

 私が保険営業の仕事に就いたのは30歳の時だったのですが、仕事も“最後までやり通す”という信念で取り組み、今まで続いています。保険の世界に飛び込んだきっかけは、主人が加入した生命保険でした。「この保険に入ったから」と言って主人が持ち帰ってきた契約書やパンフレットに目を通してみたのですが、当時の私にはとても難しくて何が書いてあるのかまったくわからなかったため、勉強をするつもりで生命保険会社に問い合わせてみました。担当の方は時間を割いて保険についてさまざまなことを教えてくれ、保険を知れば知るほど、興味がふくれ上がり、保険会社に通うまでになりました。そういった中で、得た保険の知識を活かしたくなったのはもちろんですが、懇切丁寧に対応していただいた保険会社の担当の方に感謝を示せればという気持ちもあって、保険の現場で働くことを志したのです。

 働き始めてしばらくはなかなかうまくいかない時期が続き、何度も仕事をやめたいと思いました。ですが、自分の仕事に納得ができていない状態で投げ出したくはなかったので、なんとか踏ん張りました。

 法人営業を任されるようになった頃、とても印象深い出来事がありました。いつものように街なかで気になった企業を訪問してみたところ、社長本人に「今日は社長はおらん!」と言われ、断られてしまったのです。それでもめげずに「ぜひともこの会社の方に話を聞いていただきたい」と心に決めて何度も足を運びました。

 するとある日、社長自ら「毎日来るけど一体何の営業なんだい?」と、話しかけてくださったので「生命保険の営業です」と伝えたところ、何度も会社を訪れる私の決意を認めてくださり、会社ごと私のお客さまになっていただきました。それだけでなく、その後のお付き合いでさらにご信頼をいただき、取引先企業の社長の皆さまを集めて、私から保険の説明をする機会を作っていただいたこともありました。これも“やり通すことの大切さ”を感じた出来事です。

 もちろん、62歳で始めた剣道も、“最後までやり通す”という強い気持ちをもって臨んでいます。

剣道を始めるきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

 長らく介護をしていた母の死がきっかけです。母が亡くなった直後は落ち込んでしまい、何も手につかなかったのですが、そのうち「何かしなければ」という焦燥感に駆られるようになりました。

 そんな折、後に私の先生になる方が「毎週日曜日の朝7時30分から体育館で剣道の早朝稽古をしているから、興味があるなら見学においで」と誘ってくれたのです。それまで剣道をしたことは一度もありませんでしたが、何かに打ち込みたかったこともあり、その週の早朝稽古にひとまず参加してみました。すると、先生が私を気にかけてくれて、面を打たせてくれたんです。

 あまり自信はなかったのですが「私、剣道できますかね?」と先生にお聞きしたところ、「できるかできないかは、あんた次第や」とおっしゃられ、剣道をやると決心したのがはじまりです。

 

佐藤さんが大切に使われている木刀 佐藤さんが大切に使われている木刀

 

 剣道は、これまで私が経験してきたどの世界とも違っていて、すべてが新鮮。例えば、“着衣の乱れは心の乱れ”として注意を受けるなど、武道ならではの教えを日々学んでいます。

 また “62歳の女性”が初心者として剣道を始めたことがとても珍しいようで、さまざまな方が「どうして剣道をはじめたの?」と興味をもって接してくれるので、交流のきっかけにもなっています。

 剣道を続けて3年ほど経ったころのことですが、ある剣道大家の先生とお会いして、お話をすることができました。その先生を始めとして、剣道を通じて多くの人と出会い、刺激を受けています。剣道は身体を動かすスポーツとしての側面とともに、年齢や立場を超えて、さまざまな人たちとの出会いを生み出してくれます。また、剣道は自らの“生き様”、“生きる姿勢”なんだということに気づき、それ以来、剣道への向き合い方も変化しました。

剣道で得た“気づき”が、仕事に活かされていると感じることはありますか?

 先生との出会いもありますが、剣道の稽古には小学校低学年の子ども達もたくさん来ます。彼らは誰が相手でも物怖じすることなくぶつかっていくので、その姿勢は参考になります。私も子ども達を見習って、お客さまのお宅を訪問するときには本気で向かっていくように心がけています。また、訪問先のお宅に剣道教室に通っているお子さまがいらっしゃれば「私も剣道を習っているのよ」とお話しすることで、親近感を持っていただけることもあります。

 

佐藤千賀子さん

 

 健康面でも、さまざまな変化がありました。剣道は足の動きや踏み込む力が必要なので、足さばきが基本。練習しているうちに脚力が上がり、疲れにくくなりました。また、竹刀を両手で持って構える姿勢が身につき、背筋が伸びるようになるなど体の変化は大きいです。

 私はかねてから、歳をとっても自分の足で生活することが目標でした。剣道を通してその目標にも近づいていることを日々実感しています。

人との出会いや巡り合わせが、佐藤さんの人生に大きな影響を与えているのですね。

 これまでの人生を振り返ってみると、私の人生の指標を示してくれたバレーボール部の監督や、初めての法人営業で “決意”を認めてくれた社長。そして、母を亡くした私と剣道を引き合わせてくれた先生など、人生の節目で、出会うべき人に出会っていることを実感します。

 

佐藤千賀子さん

 

 これからも、仕事や剣道を通していろいろな人と関わり、知らないことを知る喜びを味わっていきたいと思っています。

人との出会いを原動力に、仕事や剣道に全力で打ち込む佐藤さん。穏やかな雰囲気のなかにも、自分の人生を切り拓いて歩んできた、芯の強さを感じました。

<佐藤千賀子さんプロフィール>
大分県出身。株式会社ライフプラザパートナーズ大分FA営業部所属。保険営業の職について40年を迎える大ベテラン。学生時代に所属したバレーボール部の監督の「自分で決めたことは、できるまでやりなさい」という教えを胸に、70歳を迎えた今も活躍を続ける。現在の趣味は、8年前から始めた剣道。

 

 

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