メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2019.3.29この記事の所要時間:約5分
気付いたら、もう1年以上まともな運動をしていない……。普段の仕事や生活に一生懸命な社会人の中には、こうした人も決して少なくないのではないでしょうか。実際、スポーツ庁が発表した平成29年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、週に1日以上運動やスポーツをしていると答えた人は成人の51.5%。ということは、およそ半分弱の人が週に1日以上の運動やスポーツをしていないことになります。さらに、仕事や子育てなどで特に忙しい30〜50代に限ると、その割合はいっそう高まります。
メットライフ生命の大塚直輝さんも、社会人になってから運動習慣がなくなり、ついには健康診断で指摘を受けてしまったと言います。しかし、あるきっかけで学生時代に取り組んでいた空手を再開したことで、以前のような健康的な日々に戻っただけでなく、仕事の効率も向上したそうです。再び空手を始めたきっかけや仕事の効率が向上した秘密、それらから学んだことについて話を伺いました。
人生の様々な場面で、空手での学びや経験が生きていると聞きました
8歳上の兄と道場の父母会会長を務めていた父の影響により、6歳で空手を始めました。当時の私は体が小さかったのですが、そんな私でも自分より大きな人と対等に勝負できることや、技が決まる瞬間の爽快さに魅力を感じ、すぐにのめり込みました。礼節を重んじる空手では、毎回の練習前後に5つの言葉から成る道場訓を言います。中でも自分に正直であり、真っ直ぐに勝負しようという意味の道場訓「真の道を志すこと」は人生に大きな影響を与えたと感じています。週3〜4回の練習や、大会に必ず来ていた父にいつも言われていたのが「義理と筋は通しなさい」ということです。今考えると、道場訓は父の言葉にも通じるものがあったかもしれません。