メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2019.4.3この記事の所要時間:約5分

仕事を続けていく中で、「このままでいいのだろうか?」と考えた経験のある人は多いのではないでしょうか? 株式会社LiN CORPORATIONの滝沢由紀子さんもその一人です。30年にわたる生命保険業界での仕事を通して3度の大きな転機が訪れ、その度に働き方を変えてきたと言います。仕事として入った生命保険業界の中で、お客さまとの関わりにより「夢見る老後でありたい」と考えるまでになった滝沢さんの半生に迫りました。

保険の仕事をする中で3度の岐路があり、その度に働き方を変えてきたと聞きました

 28歳で生命保険を扱う仕事を始めたのですが、最初の2年間はとにかく必死で、今から思えば、自分自身の成果に目が向いていた部分が大きかったかも知れません。しかし、お客さまがご自身の人生や家族のために一生懸命になられている姿を見るうちに、自分の取り組み方に疑問を持つようになったのです。そこから意識がガラリと変わり、お客さまに寄り添うことを何よりも大切に思うようになりました。そうすることで、より一層お客さまにご支持いただけるようになり、自分の仕事にも自信を持てるようになったのが、1度目の変化です。そのような変化を生み出してくださったお客さまに感謝しています。

 2度目の岐路は、それから10数年後のことです。仕事自体は順調でしたが、組織の中にいるとどうしてもできることに限りがあると考えるようになり、もどかしさを感じていました。それぞれたった一度の人生を歩むお客さまに、もっともっと寄り添っていきたい、そう思って独立することを決意しました。それまで勤めていた会社を退職する際に、担当させていただいていたお客さまがおっしゃってくださった「会社を辞めてもあなたが保険業界にいてくれるだけでいい」という言葉は今でも、私の原動力になっています。

 

滝沢由紀子さん

 

 3度目の岐路は、独立から10年経つころに訪れました。私も50歳を過ぎ、20代、30代のお客さまに「この保険に入るデメリットは何ですか?」と聞かれたときに、「満期時のお受け取りの際に、私が生きていないことですかね」と冗談を口にして場を和ませていたのですが、笑い話にしてはいけないと思ったのです。私を通して保険に加入されたお客さまを、最後まできちんとフォローしたいという思いが強くなりました。そのためには、将来仕事を引き継いでくれる人たちのために、私の保険営業に対する考え方を含めて体系化し、組織に根付かせる必要があると考えました。

どのような考えを引き継いでいきたいのでしょうか?

 私は、お客さまのために何ができるかを第一に考え、お客さまの意思を尊重し、中立の立場でいることを常に心掛けています。これは保険営業の仕事を通して私にたくさんのことを気づかせ、学ばせてくださったお客さま方への恩返しとも思っています。今いるスタッフの多くがもともとは私のお客さまだったことを思うと、そうした姿勢が共感を呼び、ひいてはお客さまからの評価につながっているのかもしれません。とはいえ、スタッフの教育は難しいと感じることも多くあります。私の仕事への取り組み方をそのまま伝えたり、手を差し伸べたりすることが必ずしも良いとは限らないからです。その人の適性や良さを生かせるように、スタッフ本人が自分の道を切り拓くのをバックアップしていきたいと考えています。

 

滝沢由紀子さん

 

 スタッフの教育や、経営者としての判断を求められる場面に直面する度に、一人の時には感じなかった仕事の難しさを覚える一方で、自分で会社を立ち上げることで、お客さまのため、後継のため、というように自分自身にとって良い道ができたと思っています。お客さまの人生は一人ひとりドラマチックで、一つとして同じものはありません。かかりつけ医が長年診ている患者さんのちょっとした体調の変化にすぐ気付くように、私たちもお客さまの人生に寄り添っていたいと考えています。お客さまが保険契約の相談にいらっしゃっても、プロとして「今はそのタイミングではない」と判断したら、そうお伝えするのが私たちの仕事です。

お客さまにそこまで親身になれるのはなぜですか?

 単純ですが、幸せになっていただきたいと思っているからです。保険代理店のように、これだけ多くの方の人生に接する仕事はあまりないと思います。人生においてなかなかうまくいかない状況にいた人が、何十年後にはとても幸せになったというケースもたくさん見てきました。例えば30年以上のお付き合いになったお客さまで、ご主人を早くに亡くされ苦労された方がいらっしゃいました。元来江戸っ子気質の奥さまは泣き言一つ言わず、お年をとられてもシルバー活動やコーラスグループ活動にいそしみ、「年寄りでこんなに忙しいのって、私くらいよね」と笑っていたのが印象的です。ご自身の人生をどんどん充実させていく様子を間近に見させていただきました。

 

滝沢由紀子さん

 

 また、不運な事故が重なり、若くして会社で働けなくなったお客さまもいらっしゃいます。やむを得ず退職したものの、もともと好きだったクラシックカーの趣味が高じて、自動車部品の輸入業を始めたのです。「事故には遭ったけど、好きなことを仕事にできて、収入も以前より増えて幸せ」とおっしゃっていました。私は仕事としてこの世界に入りましたが、お客さまのことを第一に考えるようになったことで本当に多くのことを学ぶ経験をし、人生の参考書をたくさん見させていただきました。お客さまがそれぞれの人生に寄り添わせてくださったこと、たくさん会話をしてくださったことが、今の私をつくっているのです。

今後の目標を教えてください

 円滑な承継でしょうか。と言いつつ、仕事を通して自分の好きなことで役に立てることや、若い方と話す楽しさに魅力を感じているので、いつになるかわかりませんね。スタッフのみんなが育ち、私が必要なくなった時が辞めどきかもしれません。保険の仕事を辞めても、人と関わって生きていきたいですね。以前は寮母さん、最近は留学生の受け入れに興味を持っています。その時の年齢でできることはたくさんあるので、私自身が幸せに過ごしている姿を若い世代の方々に見せ続けていきたいです。「老後って楽しそう」「人生の最後って、こんなにいいんだ」と思われるような生き方をするのが私の理想です。

一つひとつのエピソードを噛みしめるように話す様子から、滝沢さんの保険という仕事を通した出会いのあたたかさを感じました。今日も滝沢さんは「夢見る老後」に向かって、お客さまに寄り添い続けます。

<滝沢由紀子さんプロフィール>
東京都出身。28歳で保険営業の世界に飛び込んで以来、その仕事内容に魅せられる。徹底的にお客さまの人生に寄り添う姿勢が多くの支持を集め、45歳で独立。現在は代表取締役を務める株式会社LiN CORPORATIONで、より包括的な保険提案を行う。

 

 

 

関連記事

ニュースレター購読をすると読める、福岡伸一さんのプレミアムコンテンツ

資料請求、保険料シミュレーション、保険のプロへのご相談なら

メットライフ生命公式サイト