DeNAとメットライフが「楽しみながら健康に」を目指す

健康にもエンターテインメントを。DeNAが語る「人が使いたくなる楽しい仕組み」

メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2020.07.27この記事の所要時間:約5分

 

ゲームのノウハウを活かし、楽しみながら健康を目指す「行動を変える」仕組み

DeNAはプロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」を持ち、スマートフォンで遊べるゲームを提供しているエンターテインメント分野に強い会社としておなじみですが、その事業領域は多岐にわたり、一つにヘルスケア事業があります。同社は2019年にメットライフ生命と企業・団体向けのヘルスケア型の保険商品を共同開発しました。それが健康増進型保険「あなたと会社の健康計画」。今回は保険商品とエンターテインメント系サービスが結びつくまでの過程を、DeNAの執行役員兼ヘルスケア事業本部長の瀬川翔さんに聞きました。

DeNAがヘルスケア事業に参入したのは、2014年。きっかけは、創業者である南場智子さんの経験にあるそうです。

瀬川翔さん

「南場は家族の病と向き合い、介護をした経験があります。病気になってから治すのは、本人も周りの人間も、肉体的・精神的負担が大きく、疾病予防の重要性を痛感したそうです」

同じ思いの社員が集まり、疾病予防に貢献するサービスを提供するヘルスケア事業が起ち上がりました。事業ミッションは「楽しみながら、健康に。」です。
重要視するのは、健康意識が高くない方でも楽しく使い続けられるサービスの提供。もともと健康に関心がある方は、自ら積極的に行動する一方で、関心がない方の行動を変容する(根本から変えていく)のは容易なことではありません。しかし、「DeNAだからこそ、貢献できる点があるしそれを実現していきたい」と瀬川さん。

「DeNAの強み。それは、ゲームやスポーツなどのエンターテインメント事業で培われた『自然と続けたくなる楽しい仕組み作り』です。このノウハウをヘルスケアサービスに組み込むことで、楽しみながら自然と健康になれるサービス提供を目指しています」と瀬川さんは語ります。この「楽しみながら」をより大きな力へと昇華させるのが、DeNAならではのデータサイエンスの力です。「健康状態や健康に関連する行動、サービスの利用状況などを数値化して高度に解析、ご利用者さまがより楽しく継続できるようにするためのサービス提供をしています」

瀬川翔さん

日常生活で楽しみながら気軽に健康増進。『kencom』で行動を変える

「楽しみながら、健康に。」そして「お客さまのためにデータを活用するデータサイエンス力」。この強みを活かして誕生したヘルスケアサービスがあります。それが、『kencom(ケンコム)』です。

『kencom』は、kencomと契約している健康保険組合の加入者が利用可能な楽しく健康増進ができるヘルスケアエンターテインメントアプリ。健康診断の結果を「見える化」して、その結果をもとに、日常生活で楽しみながら気軽に健康増進活動をはじめられるようにします。その特徴について、瀬川さんは以下の点を挙げました。

「いつでも健康診断の結果やライフログをスマートフォンで見ることができます。そして、利用者に合わせた健康情報を毎日配信していますので健康に関する知識が着々と増えていきます。また、スマートフォンが⾃動計測する歩数をグラフ化したり、ウォーキングイベントなども開催しています。見える化とイベントなどを使い、行動変容のきっかけになるようにしています」

ユニークなのは、「ひさやま元気予報」。これは、50年以上にわたり九州大学と福岡県久山町が協力して実施している疫学調査「久山町研究」の最新の成果を活用し、糖尿病などの生活習慣病の発症リスクを予測するものです。

年齢、体重、血圧、血糖値などを元に、5年後、10年後の糖尿病などの生活習慣病の発症確率や、同性同年代の人と比較した発症リスクが天気予報の形で表示されます。現在の健康状態や生活習慣から、将来の生活習慣病の発症リスクを提示するとともに、生活習慣の改善効果をシミュレーションすることができるそうです。これも、行動変容につながる仕組みの一つでしょう。

『kencom』のサービスがはじまったのは、2015年。以来、様々なお客さまとの対話やデータによる分析を重ねてきました。

「『kencom』の利用により、運動意識・健康意識が改善したという声も上がっています。また、「ICTを用いた健康増進サービスの継続利用と生活習慣病予防の予備的評価に関する研究」を行なっており、学会などでの成果発表も行なっています」

 

瀬川翔さん

働く人を健康にしたいメットライフ生命、アプリで新たな取り組み

こうしたサービス・エビデンスをより広くお客さまに届け、結果様々な産業をヘルスケアに転換していきたいと話す瀬川さん。
メットライフ生命は、人の老後を考え、豊かな人生に変えていくという「#老後を変える」取り組みを推進しており、両社の方向性が合致。メットライフ生命と、健康経営を標ぼうする企業・団体向けの保険商品を共同開発、健康増進型保険「あなたと会社の健康計画」として販売が開始されました。

「健康意識が高くない方に、「ヘルスケアアプリどうですか?」と言うだけではなかなか動いていただけないことも多いです。しかし、保険商品と組み合わせることで動機付けしやすいと考えました。また、職場の仲間同士で健康に取り組むという姿勢も、行動変容につながりやすいのです」

2019年の秋、東京・大阪で開催された三井住友銀行「人生100年時代FORUM 2019」でメットライフ生命の岩橋宏修執行役員常務と瀬川さんが登壇し、「DeNAの健康管理アプリで楽しみながら『#老後を変える』」をテーマに語り合いました。その中でメットライフ生命の岩橋常務は「人生100年時代において、資産寿命、健康寿命、貢献寿命の3つの寿命が大切。この3つの寿命を延ばすことを、私どもはみなさまと一緒に行なっていきたいと考えています」と述べました。その上で、DeNAとの取り組みについて「保険というと、万が一の時のイメージが強いのですが、メットライフ生命では予防・早期発見、治療中、治療後のケアまで健康のサポートを強化しています。今回の提携もその強化策の一つ」だと話しました。

メットライフ生命では、今後もこうした業種を超えた企業間の連携を積極的に推進し、保険に関わる全ての人たちにとって有益なサービスを提供していきたいと考えており、前出の岩橋常務の話にあるように、『kencom』を利用した健康増進型保険「あなたと会社の健康計画」もその一つ。これからも、時代に合った保険を開発・運用し、みなさまの健康をサポートしてまいります。

瀬川翔さん

<瀬川翔さん プロフィール>
株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 ヘルスケア事業本部 本部長
2010年に株式会社ディー・エヌ・エー入社。Eコマース分野での新規事業立ち上げ、事業責任者を経て、2015年5月よりDeNAのヘルスケア事業に参画。2018年4月より現職。

*記載の情報は2020年7月27日時点のものです。

 

 
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