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あなたにぴったりのモデルケースは?お金をうまくやりくりするコツを家族構成別にご紹介!
作成日:2023/8/22 更新日:2023/11/24
生活を送るうえで、切っても切り離せないのが「お金の問題」。収入の範囲内で生活できるよう、家計をやりくりしなくてはいけません。
ただし、ライフステージや家族構成によって必要なお金は変わるため、家計のやりくりがなかなかうまくいかないこともあるでしょう。
そこで本記事では、お金をうまくやりくりするコツを家族構成別にご紹介します。あなたにぴったりのモデルケースを見つけて、自分の家計を見直す際の一つの参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
家族構成によって、お金のやりくりの方法が変わってくる
家族構成により、お金のやりくりの方法は異なります。まずは、家族構成別の平均支出を確認してみましょう。
家族構成別の一般的な支出はどれくらい?
まずは「独身ひとり暮らし」、「夫婦ふたり暮らし」、「4人暮らし」にわけて、平均支出をご紹介します。
独身ひとり暮らし世帯(単身勤労世帯)の平均支出は、月18万7,807円となります。住居費や水道光熱費など、固定費の支出全体に占める割合が高いのが特徴です。
夫婦ふたり暮らし世帯(夫婦のみ勤労世帯)の平均支出は、月32万3,385円です。ひとり暮らし世帯と比べて、月に13万5,578円(32万3,385円-18万7,807円)支出が多くなっています。
4人暮らし世帯(世帯人数4人の勤労世帯)の平均支出は、月35万8,865円となります。子どもがいる世帯もいるため、教育費がかかることが特徴です。
支出からお金をうまくやりくりする方法が見えてくる
ご紹介したとおり、家族構成によって生活に必要なお金や各費用の明細は異なります。自分の世帯の毎月の支出と比較してみて、平均よりもお金を使いすぎているところがないか確認してみましょう。各項目の支出を平均以内に抑えるだけでも、毎月の支出を減らせる可能性があります。
お金をうまくやりくりするコツを家族構成別にご紹介!
続いて、家族構成別にお金をうまくやりくりするコツをご紹介します。
独身ひとり暮らし
独身ひとり暮らしの場合、特に食費に注目してみるとよいかもしれません。ひとり暮らしは、外食やコンビニ弁当などで食事を済ませる人もいるため、一回の食費の値段が上がりやすいといえそうです。
先ほどご紹介したとおり、4人暮らし世帯(世帯人数4人の勤労世帯)の月の平均食費は8万7,103円なのに対して、独身ひとり暮らし世帯(単身勤労世帯)の月の平均食費は4万301円となっています。独身ひとり暮らし世帯の食費は4人暮らし世帯の約半分となっており、ひとりあたりの食費を考えても割高なことがわかります。
自炊で作り置きするなどして、毎日500円食費を節約できれば、月で約1万5,000円(500円×30日)も節約することが可能です。
また、独身ひとり暮らし世帯は固定費の見直しをしてみましょう。家賃の安い家に引っ越したり、電力会社やガス会社を見直したりして、固定費の削減を検討するのも一つの手です。ほかにも、不要なサブスクリプションサービスを契約していないか、保険の保障内容が今の生活に合っているかなども見直したいポイントです。
独身ひとり暮らし世帯(勤労世帯)の平均支払保険料は月6,009円(個人・企業年金保険料除く)なので、保障内容を見直す際一つの目安にしてみてもよいかもしれません。
固定費を月5,000円削減できれば、年間に6万円(5,000円×12ヵ月)も節約が可能です。削減できる費用がないかを見直してみてはいかがでしょうか。
夫婦ふたり暮らし
夫婦ふたり暮らし世帯(夫婦のみ勤労世帯)は、夫婦お互いの支出を把握しておくことが重要です。
夫婦各々がお金を管理する世帯もあるかもしれませんが、お互いのお金の使い方や貯金状況を把握せずに、「夫(妻)は、ちゃんと貯金しているだろう」という推測だけで生活するのは注意が必要です。実は、ふたりともまったく貯金をしていなかったということもあり得ます。そのため、家計を共有してお金に関するルールを決めておくと安心でしょう。
将来子どもが欲しい夫婦ふたり暮らし世帯にとっては、子どもができる前がお金の貯め時です。子どもができると教育資金やその他の生活費もかかってくるため、積極的に資産運用をしておくのも一つの手でしょう。例えば、万一のときの保障がありながら貯蓄もできる保険商品や、投資で得た利益が非課税になるNISA制度を使った資産運用を検討してみてもよいかもしれません。ただし、資産運用にはリスクもともなうので生活防衛資金を確保することが大切です。
また、夫婦ふたり暮らし世帯(夫婦のみ勤労世帯)は自動車等関係費が平均で月3万1,568円とひとり暮らし世帯の月9,143円と比べて高額です。そのため、車を保有している世帯は燃費のよい車への乗り換えや車の売却を検討してみるのもよいでしょう。
近年は、カーシェアリングサービスなども普及しています。車を保有せず、必要なときのみカーシェアリングサービスを利用する選択肢もあるでしょう。もちろん、仕事や住んでいる場所などの関係で車の保有が必須な場合もありますが、そうでない世帯は、車を手放すことで大幅な節約が可能になるかもしれません。
4人暮らし世帯
4人暮らし世帯は、子どもの教育費や、食費や日用品の購入費用などもかさみやすいといえます。そんな4人暮らし世帯も、まずは固定費の見直しを検討してみましょう。
世帯人数が多いため、ひとり当たりの固定費は少額でも、合計金額は高額になりがちです。特に、携帯利用料金などの通信費の平均支出は世帯人数が多いこともあり、月1万5,075円とほかの世帯と比べても高額です。今の料金プランが適正なのか見直して、場合によっては家族でお得になるプランや格安SIMへ乗り換えることで、通信費の節約につながりそうです。
固定費をできるだけ抑えたい4人暮らし世帯ですが、保険の保障は慎重に検討したほうがよい場合もあります。世帯主に万が一のことがあった際、残された子どもの教育資金や生活資金の確保が必要です。公的保障などでカバーされる範囲も確認しながら、必要な保障を検討してみましょう。
また、食費や日用品の節約にはふるさと納税の利用を検討してみてもよいかもしれません。ふるさと納税には、お米やお肉・フルーツなどの食品やトイレットペーパーや洗剤、ティッシュペーパーなど日用品を用意している自治体もあります。なかには大容量のセットが用意されていることもあるので、食品や日用品の支出を減らすことも可能かもしれません。
- ふるさと納税:好きな自治体に寄付することで本来納めるべき所得税や住民税が一部控除される制度です。寄付した自治体などから返礼品がもらえる場合もあります。(※1)
ご自身の家族構成に合った形で、お金のやりくりしてみては?
ここまでご紹介したように、ライフステージや家族構成によって、日々かかる費用やお金のやりくりの方法は異なります。
家族構成別の平均費用と自分の世帯の支出を見比べてみることは大切です。今回ご紹介したお金をうまくやりくりするコツも参考にして、ご自身の家族構成に合ったお金のやりくりを見直してみてはいかがでしょうか?
※1 出典:総務省ウェブサイト「ふるさと納税の概要」
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