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投資上級者にステップアップするための「効率的な投資術」とは?
作成日:2023/8/30 更新日:2023/11/24
いざ投資を始めてみたものの「手間がかかる割にリターンが少ない」「値動きが気になって本業に支障が出る」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。労力をかけずにお金を得ることが目的だったのに、いつしか労働と変わらない時間を割いているという本末転倒な事態に陥っていませんか?
非効率な投資から脱却するためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。本記事ではすでに投資経験がある方に向けて、効率的な投資のポイントをご紹介します。
目次
「効率的な投資術」のポイントとは?
効率的に資産を増やすにはどんなポイントがあるのでしょうか。順番に見ていきましょう。
<ポイント1>積立投資でコツコツと堅実に資産を形成
例えば、短期的に値上がり・値下がりの幅が大きくなる個別株投資は、安いときに株を買い、高いときに売ることで儲けを出します。
そのため、今後値上がりが期待できる個別株をリサーチしたり、購入したあとも値動きを常にウォッチしたりと、一定程度のパワーを割くことになるため、労働しているのと変わりません。
もちろん、「あまり調べずに購入した株が大化けした」というケースもありますが、ほぼ運任せになってしまいます。プロでも成功するとは限らない投資の世界で、資産形成を目指すのであれば、それ相応の手間をかける必要があります。
そこで、短期ではなく長期的な投資に意識を向けることで、一時的な変動や市場の波によるリスクを相殺できる可能性が高まるでしょう。
さらに、元本に対して生じた利益を再投資することで、次の利益がより大きくなる「複利効果」が期待できます。その複利効果は時間が経過するほど高まるため、資産の成長を加速させることができるでしょう。
また、長期投資にあたっては、個別株よりもリスクが少ない投資信託を活用するのも手です。毎月決まった金額で投資信託を購入することで、価格が上昇しているときには少ない金額で資産を購入し、価格が下落しているときには多い金額で資産を購入することができるため、投資額の平均取得単価を安定させることができます。
こうした長期投資のセオリーを理解し、10年後、20年後、30年後と長期的な目線を持つことは、効率的な資産形成へ一歩近づくポイントの一つといえるでしょう。
<ポイント2>幅広い金融商品に分散している
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言は、投資上級者にはよく知られています。
卵を一つのカゴに盛った場合、そのカゴを落としてしまうと、全部の卵が割れてしまうでしょう。しかし、卵を複数のカゴに分けて盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としたとしても、ほかのカゴの卵は影響を受けずに済みます。
この格言は、特定の金融商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に分散して投資してリスクを分散させる重要性を説いています。わかりやすい例は、個別株投資です。一つの企業にすべての資産を投資した場合、その企業が倒産してしまうと、資産額がゼロになってしまう場合もあります。
個人で購入できる金融商品は株、投資信託、不動産、保険など多種多様なので、可能な限り資産を分散することで、リスクの抑制につながります。
投資上級者だと自覚している人も、あらためて自身の資産ポートフォリオを振り返り、特定の金融商品に偏っていないか、定期的に見直してみるとよいでしょう。
<ポイント3>資産形成における無理・無駄をなくしている
無理・無駄の代表例は、「過剰な情報収集」「高い手数料」です。
まず、「過剰な情報収集」について。もちろん最低限の情報収集や学習は必要ですが、過度に情報を収集して、分析や判断に時間を割くと、かえって何が正しいのかわからなくなりかねません。結果的に時間を浪費してしまい、資産形成に踏み出せない可能性が高まります。
また、「高い手数料」は、個別株取引や投資信託の購入で発生する手数料は、資産の成長を妨げる要因になります。
手数料の負担が低い金融商品での「ほったらかし投資」は無理・無駄を抑えた資産形成に有効な手段の一つといえます。投資メインで稼いでいるわけではなく、本業を抱えている人は、資産形成のために時間を割くことは負担になります。特に個別株の売買やFXは、タイミングを見計らう必要があるため、時間の確保が難しいはずです。
特に長期で資産形成を目指すのであれば、自分の性格やライフスタイルを踏まえたうえで、無理・無駄がない方法かどうかを検証する必要があるでしょう。
<ポイント4>資産形成を極力自動化できるように仕組みを構築している
効率的に資産形成をするためには、仕組みの構築が重要になります。
わかりやすい例として、資産運用に回すお金の捻出を仕組み化することが挙げられます。資産形成に使う資金を決めて、毎月の給料から銀行の自動引落で運用資金に充てられるように仕組み化することで、コンスタントに投資できるようになります。
効率的な投資を行う具体的な方法とは?
ここからは、効率的な投資を実現させるために有効だと考えられる方法について、ご紹介していきます。
<方法1>投資信託
投資信託は投資家から集めたお金を資金に、投資のプロが運用する金融商品です。複数の異なる個別株などを組み合わせて、いわゆるパッケージとして販売しているため、一つひとつの企業をリサーチする手間を省略できます。
必然的に分散投資できるほか、定期的に利益や配当を投資家に分配する投資信託の場合、分配を受けた金額を再投資することも可能なので、複利効果を享受しやすくなります。
「NISA」や「iDeCo」といった投資の利益が非課税になる制度を活用すれば、税制上の優遇を受けられるので、よりお得な資産形成を実現できます。ただし、場合によっては元本を下回る可能性もありますので、長期的に積み立てて投資する、定期的にポートフォリオを見直して資産の再分配をおこなうなどの調整は必要です。
<方法2>資産形成機能、貯蓄機能もある保険
終身保険や養老保険、個人年金保険といわれるタイプの保険商品です。将来のための保障がありながら、貯蓄もできる点が特徴となります。
生涯の保障と貯蓄の両方の側面がある「終身保険」や、積み立てた金額を年金方式で受け取れる「個人年金保険」がシンプルな保険商品ですが、外貨による保険料支払いや解約返戻金ができ、海外の高金利を利用できる「外貨建て保険」、保険料を投資信託などで運用し、運用による資産形成効果と保障の両方が得られる「変額保険」といったものもあります。
変額保険は投資信託を利用した保険商品のため、保障がありつつ分散投資を可能にするという点で効率的な方法といえます。ただ、変額保険も投資信託同様に元本を下回る可能性がありますので、運用リスクを理解したうえで利用しましょう。
<方法3>不動産投資
不動産投資による賃貸収入は、定期的な収益確保につながるため、資産形成に役立ちます。また、不動産は時間の経過とともに需要の増加や地域の発展などにより、資産価値が上昇する可能性があります。購入時の金額を上回ったタイミングで、不動産を売却できれば利益を得ることができます。
賃貸の管理などは、専門の会社に委託することで、一定の費用はかかるものの、負担はほぼありません。ほぼ丸投げで、効率的に資産を形成することが可能です。
ただし、不動産投資では、物件の価値を見極める必要性があります。市場の変動や景気の変化により、不動産の価値や賃料収入が減少する可能性があるので注意が必要です。また、入居者がいない場合の空室リスクも無視できません。
効率化は資産形成を成功に導くためのコツでもある
効率的な投資術、皆さんは実践できていましたか?すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、「長期」「分散」「自動化」「仕組み化」で資産形成の効率化を追求することは、投資の成功を手繰り寄せることにもつながるでしょう。
資産形成の方法を見直したり、何もしなくても資産形成ができる仕組みを構築したりすることで効率的な投資術が身につくのではないでしょうか。
より効率的な資産形成を目指したい方は、お金のプロに相談してみてはいかがでしょうか?
ご負担いただく費用とリスクについて(生命保険の留意事項)
生命保険にかかる主な費用とリスクは以下のとおりです。ご負担いただく費用やその料率およびリスクの内容は、商品によって異なりますので、詳しくは各商品の「パンフレット」「ご契約に際しての重要事項(契約概要・注意喚起情報)」「ご契約のしおり・約款」などでご確認ください。
●生命保険をご契約された場合、主に次のような費用をご負担いただきます。
保険関係費用 |
保険契約の締結・維持に必要な費用および死亡保障などに必要な費用 |
運用関係費用 |
投資信託の信託報酬や信託事務の諸費用など、特別勘定の運用により発生する費用 |
解約控除 |
解約時や減額時などに、経過年月数に応じて積立金額などから控除する費用 |
※上記に加え、外貨建保険については、通貨交換時に為替手数料をご負担いただきます。また、外貨によりお払込みまたはお受取りいただく際は、金融機関所定の手数料(リフティングチャージなど)をご負担いただく場合があります。
※ご負担いただく費用の合計額は、上記を足し合わせた金額となります。
●生命保険には商品の種類によって主に次のようなリスクがあります。
価格変動リスク |
変額保険など、国内外の株式・債券などで運用を行い、その運用実績に応じて積立金額などが増減する商品では、株価や債券価格、為替の変動などにより、積立金額や将来の年金額、解約返戻金額などが既払込保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。 |
為替リスク |
外貨建の商品では、為替レートの変動により、受取時における保険金の円換算額が、契約時における保険金の円換算額や既払込保険料の円換算額を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。 |
金利変動リスク | 商品によっては、運用対象となっている資産(債券など)の市場金利に応じた価値を解約返戻金に 反映させるしくみになっています。そのため、解約時の市場金利の変動によっては、解約返戻金が減少し、既払込保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。 |
引受保険会社:メットライフ生命保険株式会社
このホームページの情報は、保険商品について一定の項目のみを表示したものであって、保険商品の内容のすべてが記載されているものではありません。また表示の保険料は一例であり、年齢・性別・保障内容などの前提条件によって異なります。保障内容などのほかの要素も考慮し、総合的にご検討ください。商品の詳細はパンフレットや契約概要などを、その他ご注意いただきたい事項は注意喚起情報を必ずご確認ください。
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