メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム
日本では、約8割の方が病院で亡くなる一方、約8割が人生の最期を迎えたい場所として自宅を望むという結果*1が出ています。超高齢社会が加速する日本において、人生の最期を自分らしく安心して迎えられる環境が求められています。また、未来の日本を担う子どもたちは、約7人に1人が相対的貧困の状況にあります*2。困難な状況にある子どもたちを支援することは喫緊の課題です。
こうした社会的背景を踏まえ、メットライフ生命は、サステナビリティの取り組みにおける「地域社会」への活動として、メットライフ財団から4億円の支援を受け、日本財団との包括的コミュニティーエンパワメントプログラム「メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」を推進しています。2024年までの3年間で、高齢者ホスピス10施設と、困難な状況にある子どものための施設「子ども第三の居場所」2施設の計12カ所の開設を目指すとともに、日本財団が支援した全国の高齢者および子ども向け施設における社員のボランティア活動を通じて、豊かな地域社会づくりに長期的に貢献していきます。
*1厚生労働省2017年度「人生の最終段階における医療に関する意識調査」
*2厚生労働省 「2019年国民生活基礎調査」
人生の最期を自分らしく迎えられる居場所づくり - 高齢者ホスピス支援
メットライフ生命は、「メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」を通じて、高齢化が進行する日本で、高齢者が住み慣れた地域で家庭的な環境のもと最期まで安心して暮らせる終の棲家として、高齢者ホスピスを提供する取り組みを行っています。こうした施設では、地域のホームヘルパーや訪問看護師、ボランティアが連携し、医療・介護・予防の体制を整え、生活支援を行なっていきます。2022年12月には山梨県大月市に「メットライフ財団×日本財団支援 シェアハウス・さっちゃんち」が、2023年7月には、鹿児島県鹿児島市で「メットライフ財団支援ホームホスピス あんまぁの家」が、12月には大阪府堺市に「メットライフ財団支援 ひとのえき ほのぼの」を開所しました。今後は2024年に向けて7カ所の高齢者ホスピスの建設が予定されています。
ホスピスでのボランティア活動として、高齢者ご自身が人生を振り返って語られる内容を聞き書きし、小冊子にまとめてご本人やご家族に渡す「聞き書きボランティア」に社員が参加していきます。人生の大先輩から、その経験、体験、知識、知恵を伺い、後世に伝える橋渡しをするこの取り組みは、次の世代へ命をつなぐ活動といえるでしょう。
安心できる環境で、子どもたちが自立し生き抜く力を育む 「子ども第三の居場所」支援
メットライフ生命は、「メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」の一環として、ひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、課題に直面している子どもたちを対象にした放課後の居場所「子ども第三の居場所」の建設・活動を支援しています。2023年3月には、長崎県雲仙市に本プログラムの第一号の施設となる「メットライフ財団支援らたん」、さらに5月には東京都清瀬市に「メットライフ財団支援ピッコロのおうち・たんぽぽ」を開所しました。
日本財団が展開する全国の子ども第三の居場所におけるボランティア活動として、社員が金融教育を実施しました。